【ツール・ド・フランス15】フルーム2度目の総合優勝…グライペルが最終日パリを制す | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・フランス15】フルーム2度目の総合優勝…グライペルが最終日パリを制す

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クリストファー・フルームが2度目のツール・ド・フランス総合優勝(2015年7月26日)
  • クリストファー・フルームが2度目のツール・ド・フランス総合優勝(2015年7月26日)
  • クリストファー・フルームが2度目のツール・ド・フランス総合優勝(2015年7月26日)
  • ツール・ド・フランス第21ステージをアンドレ・グライペルが制す(2015年7月26日)
  • ジェット機がツール・ド・フランスの凱旋を祝う(2015年7月26日)
  • ツール・ド・フランス総合優勝はフルーム(中央)、2位キンタナ(左)、3位バルベルデ(右)に(2015年7月26日)
  • ツール・ド・フランス総合優勝のクリストファー・フルームが山岳賞も獲得(2015年7月26日)
  • ツール・ド・フランスのポイント賞は4年連続でペーター・サガンが獲得(2015年7月26日)
  • ツール・ド・フランス新人賞はナイロ・キンタナが獲得(2015年7月26日)
2015年ツール・ド・フランス、7月26日の最終第21ステージはセーヴル~パリ・シャンゼリゼの109.5km。イギリスのクリストファー・フルーム(スカイ)が2年ぶり2度目の総合優勝を飾り、ドイツのアンドレ・グライペル(ロット・スーダル)がシャンゼリゼゴールを制した。

スタート時は雨だったが、レース終盤に向けて空は晴れていった。滑りやすい路面コンディションを考慮し、審判はシャンゼリゼのゴールラインを最初に通過した時点(21km地点)のタイムで総合順位を確定した。レース前半はフルームとスカイの勝利を祝福しながらパリの名所を巡ったが、中間スプリントを越えたところで本格的なレースが始まった。

ベテランのシルバン・シャバネル(IAM)が最初にアタックし、その後ケネス・バンビルセン(コフィディス)ら3人の逃げが決まる。ラスト12kmではローハン・デニス(BMC)が飛び出してバンビルセンと合流するが、残り5kmですべての逃げは捕まり、スプリンターに勝負は委ねられた。

ゴールスプリントではアレクサンドル・クリストフ(カチューシャ)が最初にスパートをかけるが、後方からグライペルが力強い加速で追い抜き、今大会4勝目、自身通算10勝目のステージ優勝をつかんだ。グライペルはシャンゼリゼでは初勝利で、今大会のドイツ勢は通算ステージ6勝となった。2位はゴール前で追い上げたブライアン・コカール(ヨーロッパカー)、3位はクリストフ。

フルームはチームメイトと肩を組んでゴールラインを越え、2度目のマイヨジョーヌ、そして初の山岳賞にも輝いた。1分12秒差の総合2位はナイロ・キンタナ(モビスター)で2度目のベストヤングライダー賞も獲得、5分25秒差の総合3位はチームメイトのアレハンドロ・バルベルデで悲願のツール初表彰台。モビスターはチーム総合優勝も獲得した。

ポイント賞のマイヨベールは、今大会未勝利ながら多くのステージで奮闘を見せたペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)が4年連続で獲得。大会を通じて積極的な走りをした選手に贈られるスーパー敢闘賞は、フランスのロマン・バルデ(AG2Rラモンディアル)に贈られた。
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