【ツール・ド・フランス15】第20ステージ、ピノがラルプデュエズ制覇 フルームは総合首位守る | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・フランス15】第20ステージ、ピノがラルプデュエズ制覇 フルームは総合首位守る

スポーツ 短信
クリストファー・フルーム(チームスカイ)
  • クリストファー・フルーム(チームスカイ)
  • ティボー・ピノ(2015年7月4日)
2015年ツール・ド・フランス、7月25日の第20ステージはモダーヌ・ヴァルフレジュス~ラルプデュエズ間の110.5km。フランスのティボー・ピノ(FDJ)が伝説の峠ラルプデュエズを制する一方、イギリスのクリストファー・フルーム(チームスカイ)がマイヨジョーヌを守り切った。

距離は短いのもの、2つの超級山岳がそびえるツール最終日前日の最終決戦。スタート直後にアレクサンドル・ジェニエ(FDJ)がアタックし、3選手が合流して4人の逃げが決まる。

さらにジェニエは、中盤の超級山岳クロワ・ド・フェール峠の頂上残り6kmで単独先頭に立つ。後方のメイン集団では総合3位アレハンドロ・バルベルデ、総合2位ナイロ・キンタナのモビスター勢が波状攻撃を仕掛け、フルームをアシストから引き離すが、下り区間に入ったところでメイン集団は再びひとつにまとまる。

残り50kmでピノらがメイン集団からアタックし、9人の追走集団を形成。先頭ではジェニエが単独で今大会最後の勝負どころラルプデュエズに突入し、チームメイトのピノが合流。さらにライダー・ヘシェダル(キャノンデール・ガーミン)も先頭に加わるが、ラスト6kmでピノが加速し、単独で抜け出していく。

後方では再びモビスターの2人が攻撃を繰り返し、ついにキンタナがフルームらチームスカイ勢を置き去りにすることに成功。さらに、先頭ピノとの差も詰めていく。

しかし、昨年総合3位とマイヨブランを獲得したフランス期待のピノが逃げ切り、3年ぶり2度目のステージ優勝を飾った。フランス勢にとっては今大会3勝目。

2位は18秒差でキンタナ、3位は41秒差でヘシェダル。ギリギリ粘ったフルームは1分38秒差のステージ5位でゴールした。

この結果、フルームはタイム差を詰め寄られながらもキンタナから1分12秒差でマイヨジョーヌを守り、自身2度目のツール総合優勝を確実にした。
《》

編集部おすすめの記事

page top