聴取は本人確認から始まり、核心となる事故現場の状況へと話が移ったところでまずは信号について。これは青であることを確認していたので、すんなりと答えます。さらに現場でドライバーが警官に語っていた、「(自分は)右折車専用信号が黄色の点滅だった」との証言も加えます。続いて走行位置の確認。こちらも第一通行帯(最も左側の車線)の左寄りでしたから、それを回答しました。
記憶が怪しくなってきたのはこのへんから。「右からやってきた乗用車が停止せず、そのままこちらに向かって…」と前回のコラムに記したところです。なぜ右折車両を「右からやってきた」と思ったのか。現場を再訪してわかったこともありますので、それは後述します。
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斜め右に進むため、停止線で止まるタクシー。日陰が作る闇に紛れているのがわかる
走行速度を聞かれた際には「おそらく時速30kmほど」と答えつつ、正確な速度がわかることも伝えます。当日はいつものようにGPSを起動させていましたから、あとで走行記録を確認すればいいからです。自宅に戻って調べたところ、時速29kmであったことがわかりました。
【交通事故現場を再訪し、交差点にも問題があることが判明 続く】