2015年ツール・ド・フランス、7月16日の第12ステージ、スペインのホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)が普段の練習コースであるプラトー・ド・ベイユの峠を家族や知人が見守る前で制した。
悪天候の中、逃げ集団からアタックし、ツール通算3勝目を挙げたロドリゲス。本格的なツールの山岳ステージでは初勝利となった。
「ピレネー最初の2ステージを終えて、僕の士気はかなり下がっていた。今日取り戻す唯一の方法が逃げることだった。ずっと総合のためにツールに来たと言っていたけど、争いから外れてからはステージ優勝に集中している」
「ラ・ピエール・サン・マルタン(第10ステージ)ではハンガーノックになった。昨日はニュートラルゾーンで落車して、尻を痛めたんだ」
「プラトー・ド・ベイユの上りは好きだ。僕は約50km離れたところに住んでいる。ここには1千回来たし、1千回勝つことを夢見た。今日は沿道に知り合いがたくさん応援に来ていた。みんなここで勝ちたがっていたけど、天候のせいでさらに難しかったんだ」
「今年のツールでステージ2勝したのは大きな意味がある。グランツールで総合優勝したことはないけど、僕にその資格がないという意味じゃない。偉大なチャンピオンのトレードマークである幸運が、僕にはなかったんだ」
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