南米大陸の覇権を懸けた戦いコパ・アメリカは、いよいよ準々決勝が開幕する。開催国チリはグループステージを圧倒的な攻撃力で突破し、準決勝進出を目指しウルグアイとの試合に臨む。
前回王者のウルグアイは、ルイス・スアレスが9試合出場停止中のため今大会には参加していない。対するチリはアタッカー陣が絶好調。グループステージでは、全チーム中最多の10得点を挙げた。
ノックアウトステージでもこの調子を維持できれば初の南米王者が見えてくる。だがMFマルセロ・ディアスは、「チリは確かにグループステージでベストチームだったかもしれないが、それはもう過去のことだ」と、ここから先の戦いは別物になると気を引き締めた。
「準々決勝からはまったく別の大会になる。これからタイトル獲得を目指して、生きるか死ぬかの試合を戦っていく。しっかり準備しなければならないし、十分に集中していなければならない」
チリはコパ・アメリカで準々決勝に進んだ過去3回、連続で敗れている。分厚いベスト8の壁を今度こそ破りたい。
《岩藤健》
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