敵地でのファーストレグを3-2で勝利した柏。ホームでも連勝し気持ちよく準々決勝に進みたいところだったが、試合は立ち上がりから劣勢に立たされる。
前半26分にはチョン・テセが左からのクロスを足下に収め、ゴールに背を向けた状態から反転してシュート。これが決まり水原に先制点を奪われる。
さらに後半9分にもク・ジャリョンに決められ0-2と突き放される。また、この時点で2戦合計スコアも3-4と逆転され、残り時間で点を取らないと敗退するところまで追い詰められた。
チームを救ったのは小林祐介だった。クリスティアーノ・ダ・シルバ、レアンドロ・モンテーラ・ダ・シルバが左サイドから相手を切り崩し、最後はこぼれ球を小林が蹴り込んだ。
土壇場で2戦合計スコア4-4に並んだ柏。最後まで水原の猛攻を耐え抜きベスト8進出を決めた。
小林はアカデミー出身の20歳。嬉しいプロ初ゴールがクラブをACL敗退の瀬戸際から救う貴重な1点になった。このゴールに小林は、「プロ初ゴールは早く決めたかった。今年はあまりチームに貢献できていなかったので、ゴールという形で貢献することができて嬉しいです」と語ってくれた。
苦しみながら勝ち上がった柏に、「内容は賛否両論あるだろうけど勝ち上がったことは大事」「最後までハラハラした」「柏の攻撃はレアンドロの出来に左右されるな」など、最後まで目が離せない展開に緊張したという声が多い。
また、27日にはガンバ大阪もベスト8進出をかけ、FCソウルとホームで対戦する。ファーストレグを敵地で3-1と快勝したガンバ。勝ち上がりに期待するファンからの「この勢いでガンバも景気よく続こう」「次はガンバだ！」といった声援が飛ぶ。
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Posted by Jリーグ on 2015年5月26日
