女子サッカーの欧州チャンピオンズリーグ決勝戦が5月14日に行われた。安藤梢の所属するフランクフルト(ドイツ)がパリ・サンジェルマン(フランス)を2-1で下し、7季ぶりの優勝を達成した。
コリン・ベル監督は「ただただ嬉しい」と、大会最多となる4度目の欧州制覇の喜びを語った。
「選手たちは素晴らしかった。本当にすべてを出し尽くしてくれた。パリ・サンジェルマンに90分間チャンスを与えなかったし、間違いなく我々が勝利に相応しかった」
今大会リヨンやヴォルフスブルクといった、トップクラブを退け決勝まで勝ち上がってきたパリ・サンジェルマンに対し、フランクフルトは組み合わせに恵まれての決勝進出と言う声もあった。
だがベル監督は「そうした声は間違いだ」と反論した。
「我々はパリ・サンジェルマンより簡単に決勝へ進んだと言った人たちもいた。しかし、それは違う。だからこそ我々は見せなければならなかった。トップチームにも勝てるということをね。我々はただ勝ったのではなく、相手を支配して勝利した。そのことは言っておきたい。我々は素晴らしい試合をしたんだ」
フランクフルトは先制点を挙げながら、相手に追いつかれる嫌な展開となった。だが後半アディショナルタイムにマンディ・イスラッカーが勝ち越しゴールを決め、2008年以来の優勝を果たした。
《岩藤健》
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