2015年の全日本ロードレース選手権の最高峰JSB1000クラスが18日、鈴鹿サーキットで開幕。公式予選は津田拓也(ヨシムラ スズキ シェル アドバンス)が2分06秒103でコースレコードを更新し、ポールポジションを獲得した。
今年も鈴鹿2&4レースとしてスーパーフォーミュラと併催されているJSB1000開幕戦。7月に行なわれる鈴鹿8時間耐久ロードレースを見据えた1戦になることもあり、毎年注目を集めている。
今回はスポット参戦のライダーも多く、56台がエントリー。それをAグループとBグループに分けて35分ずつのセッションが行われ、Aグループで登場した津田拓也がいきなり2分06秒103を記録し従来のコースレコードを上回ってみせた。このまま津田の独壇場かと思われたが、同じAグループで出走した渡辺一樹(Team GREEN)が迫力あるライディングを披露。何度も津田のタイムを超えようと連続でタイムアタックを試みたが、わずか0.078秒及ばず2番手に終わった。
3番手にはBグループで登場した高橋巧(MuSASHi RT HARC PRO)が入ったが、津田からは0.391秒遅れ。4番手に史上初の4連覇に期待がかかる中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が入り、トップ4人が1秒以内にひしめく予選となった。
昨年の鈴鹿8耐でもポールポジションを獲得していたが、津田は「チームで苦労しながらセッティングを進めてきたんですが良い結果がでました。決勝は他のライダーも強力ですが、とにかく力強い走りをして、その結果が優勝であればなと思います」とコメント。
フロントローもJSB1000では上位争いをするライダーばかりだが、今年は若手のステップアップに加え、元全日本チャンピオンである秋吉耕佑もチームを移籍してフル参戦を再開。明日の決勝は一瞬たりともバトルが期待できそうだ。
《吉田 知弘@レスポンス》
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