スペインの2015年バスク一周。4月7日の第2ステージはイタリアのファビオ・フェリーネ(トレックファクトリーレーシング)がホイール約半分の僅差でマイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)を抑え今季2勝目、ワールドツアー初勝利を挙げた。
「今日はマシューズを待たなかった。最初にスプリントを開始したんだ。正直、1日中調子はよくなかった。でもチームに『ファビオ、君がエースだ。いいスプリントができるぞ。頑張れ』と言ってもらった。士気が上がったね。勝てないときも信じてくれた彼らに感謝したい。とてもうれしいよ」
フェリーネは2014年は調子が上がらず、今季序盤もトップ10位内のリザルトが続いていた。しかし、約1週間前のクリテリウム・アンテルナシオナル第2ステージでようやく2015年初勝利を挙げ、総合でも3位でフィニッシュした。
「脚の調子はよかったし、ステージ優勝を挙げるつもりでここに来た。ラスト40kmでパンクしたけど、チームがアシストしてくれた。おかげで勝てたんだ。夢のようだね」
「今回の僕たちには、リードアウトトレインがない。僕は他チームの後ろをジャンプしながら、自分のスプリントをした。最初はクビアトコウスキー(エティックス・クイックステップ)の後ろに入り、ロータリーで右へ行ってオリカ・グリーンエッジの後ろについた。最後のロータリーでは、マシューズの後ろの3番手に入った。ラスト200~250mでスプリントを開始したと思う。待たなかった。最初に飛び出したんだ」
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