テニスのマイアミ・オープン(ATP1000)男子シングルスは準々決勝が4月2日に行われ、錦織圭がジョン・イスナーと対戦。2年連続ベスト4の期待もかかった錦織だが、イスナーのサーブを攻略できず4-6、3-6のストレートで敗れた。
錦織にとっては不運なポイントの取られ方もあった。第1セット第10ゲーム。それまで互いにゲームキープしながら我慢のテニスを続けてきた錦織が、ミスで0-40と相手にブレークポイント握られてしまう。ここでイスナーのストロークがネットに掛かりながらインし、初ブレークを許してセットも落としてしまった。
身長2メートル8センチから打ち下ろす高速サーブが武器のイスナーだが、今日の彼はそれだけでなかった。サーブを意識させながらストロークでも左右に振り回し、リターンは錦織の11本を超える24本決めて見せた。
これには錦織も、「今日はサーブだけでなくすべてのショットが良かった。こういう試合では自分のゲームをキープしなければ勝ち目がない」と、ツボにハマったビッグサーバーの手強さを口にした。
【錦織、イスナーに完敗で2年連続ベスト4逃す 続く】
《岩藤健》
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