陸上のテキサス・リレーが3月28日、米国オースティンで行われ、日本の桐生祥秀が追い風3.3メートル参考記録ながら9秒87を出し優勝した。
日本人初の9秒台に向け、参考記録とはなったが期待の持てるタイムが出た。桐生は洛南高校時代の2013年4月に10秒01をマーク。日本歴代2位の記録だった。それから桐生には常に"日本人初の9秒台"の期待がかけられていた。
しかし腰痛と左ハムストリングスの怪我が再発し、昨年のアジア大会も左太もも裏肉離れで欠場していた。類い希なスピード能力に、まだ未発達な身体がついていけてない面がある。
それでもコンディションさえ整えば9秒台が狙える潜在能力あることを、あらためて示した桐生。ネットでは「今度は参考じゃなくても9秒台で走ってほしい!」「追い参とは言え8台だと…これマジで条件揃ったら9秒台あり得るわ」「公認記録じゃないけど日本人でも9秒台出せる可能性が見えてきた! 」「今年中には正式な記録を残して欲しい!」など、今度は公式記録で残して欲しいと期待する声が寄せられている。
春先いきなり好記録を叩き出した桐生。温かい季節になり身体が動くようになれば、今度こそ参考ではない9秒台を出してくれるはずだ。
《岩藤健》
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