サッカー日本代表の監督に就任したハリルホジッチ監督が、元サッカー日本代表監督であるイビチャ・オシム氏の日本戦観戦を希望した。
ハリルホジッチ監督とオシム氏は、同じボスニア・ヘルツェゴビナ出身で旧知の間柄。互いに稀代の戦術家として名を馳せた者同士でもあり、相通じるものが多々あるのだろう。オシム氏は脳梗塞で日本代表監督を志半ばで退任したが、その後も日本サッカーには独自の視点で鋭い考察を述べ続け、日本サッカーのご意見番ともいえる存在ともなっている。
この関係について、「オシムさんの意思を受け継ぐには最適な人物なんじゃないか」「戦術家ってことで、どういう戦い方をみせてくれるか楽しみ」「オシム監督が指揮する南アフリカワールドカップも見たかったよな、今思うと」「ハリルホジッチ監督としては、オシムさんからいろいろなことを聞きたいんじゃないかな。最高のアドバイザーだと思う」などとコメント。
ハリル・ジャパンの初陣となるのは27日のチュニジア戦。既にチケットも完売しており、その話題性、期待の高さもうかがえる。苦悩の日々が続くドルトムントの香川真司らをいかに再生するかといったことなども議題となっているが、あらゆることを過度に期待するのは時期早々だろう。「時間をくれればしっかりと仕事をする」そう答えるハリルホジッチ監督の言葉にもあるように、今は冷静に見守る時。まずは足元を落ちつかせなければならない。
《浜田哲男》
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