シマノのおひざもと堺・竹山市長「ふれあいトーク」で自転車愛好家の熱い思いに感銘 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

シマノのおひざもと堺・竹山市長「ふれあいトーク」で自転車愛好家の熱い思いに感銘

スポーツ まとめ
自転車博物館サイクルセンター」が定期的に開催しているサイクリングイベント
  • 自転車博物館サイクルセンター」が定期的に開催しているサイクリングイベント
  • 堺市の玄関口となる堺東駅前と堺市役所
  • ママチャリデも参加できる初心者向けの自転車散歩も開催
「自転車のまち・堺の実現に向けて」をテーマにした市長の「ふれあいトーク」が2月21日に開催され、竹山修身(おさみ)市長は堺市の自転車愛好家や同地に本社を置くシマノの自転車への熱い思いに感銘を受けた。

自転車パーツメーカーのシマノ、シマノレーシング、堺自転車まちづくり市民の会、市立堺高自転車競技部、自転車博物館サイクルセンターなどの代表ら10人が市長と直接対話した。

参加者からは、同市内で自転車道路の整備が進む中、定期的に自転車の交通ルール・マナー、整備のイベントを開催し、事故を防ぐことが大切であるということや自転車に歴史が深く、世界に誇れる自転車の技術が密集する堺ならではの「自転車のまちづくり」を進めていきたいという意見があった。

また、トップアスリートを間近で観戦できる「ツアー・オブ・ジャパン」を今後も堺で継続してほしいといった意見も挙がった。

これに対し竹山市長は「皆さんの自転車への熱い思いに感銘を受けた。自転車の製造に大きく関わる堺のものづくりの歴史、伝統、堺の誇りを継承していく必要がある。自転車ルール・マナー、整備などでの交通安全教育はスケアード・ストレートを活用し、学校だけでなく自治会などと協働して開催するなど、学校・地域が一体となって取り組みたい」と回答した。

市長は大阪府内の健康寿命が下がってきているため、日常生活で自転車を利用し、健康寿命を延ばすことを市民に浸透させていきたいといった超高齢社会に向けた対応も提案。その中で同市南区は、自然環境が多く残っており、住環境はとてもよいため自転車は若者と高齢者の交流のツールに自転車を活かせるという提案も上げられた。

自転車博物館サイクルセンターでは定期的に一般市民に向けたサイクリングツアーや地域の学校からの博物館見学の受け入れなどを行っている。また歌手のコブクロが路上ライブをしていた堺東商店街では堺東商店街自転車マナーアップデーや駐輪対策。この他にも各団体によって「自転車」に関する取り組みが積極的に行われている。また同市は日本トップクラスの自転車ロードレースチーム、シマノレーシングの本拠地でもある。

ふれあいトークの中で竹山市長は今後、自転車のまち・堺の実現に向けて、自転車とまち、人が発展、共存できるまちづくりを行っていきたいと話した。「自転車のまち堺」にふさわしい町に向け、より発展していくことに期待したい。

スケアード・ストレート:交通事故の再現シーンを直視し、事故の恐怖を体感することによって、自転車運転中における危険な行為などを未然に防ぐとともに、交通ルール順守の重要性を学習する効果的な教育技法。
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