2月20日、東京マラソン 2015主催者会見が行なわれた。今大会から行われる新しい取り組みなどについて、主催者側がプレゼンをした。
■東京マラソン2015 チャリティ“つなぐ”
2015大会は、総額約3億円の寄付金が集まり、寄付金総額が約10億円を突破した。これらの寄付金は、スポーツ振興、地球環境保全、世界の難民支援、難病のこどもたちへのサポートなどのために寄付される。
■ボランティア
ボランティアリーダーの育成を強化。スキルアップ講習・多言語化など実施し、特にスタート地点・ゴール地点で海外ランナーへの対応を強化する。また、ランナーへの給水・給食、コース整備員、手荷物預かりなどを俊敏に行えるよう、1万人を募集した。
■東京大マラソン祭り2015
36000人のランナーが参加する東京マラソンの開催に合わせて、コース沿道で音楽演奏・ダンス・民俗芸能などのさまざまなパフォーマンスで大会を盛り上げる。「ランナー応援イベント」や、フィニッシュ会場周辺での「スポーツ体験イベント」など、さまざまなイベントを展開。
■警備体制
1、 巡回専属の監視員増加、間隔を置きながら10kmごとに走るランニングポリスを64人導入。さらに監視カメラを昨年の11台より21台に増加させ、常時のモニタリングを行う。
2、 金属探知機の設置。スター地点に50台、ゴール地点に10台を設置し、持ち込みの制限など徹底して行う。
3、 コース沿道地域との連動を強化。
4、「警備・医療救護等対処総合訓練」を実施し、警視庁・消防庁と一緒になって様々な形でのテロの危険などに想定した訓練を行っている。
以上のような、ボストンでの事故を受け、さまざまな形でのテロの危険に対応するべく、雑踏警備からテロを視野にいれた警備に変更し、線で危機を確認できる警備体制を整えている。
■東京マラソン2015 新たな取り組み
・Run as ONE-Tokyo Marathon 準エリートの部
提携大会からの推薦を受けたランナー(提携大会の成績上位者)が、東京マラソン2015に準エリートの部として参加する。なお、35都道府県44大会と提携決定していて、631人が出走する。
■東京マラソン2015 チャリティ“つなぐ”新たな取り組み
スポーツの夢(強化育成)・スポーツの礎(環境整備)・スポーツの広がり(普及啓発)・スポーツの力(社会貢献)を柱に、スポーツの力を信じるすべての人と「スポーツ・レガシー事業」をつくりあげる。
《大日方航》
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