【東京マラソン15】東京マラソンEXPO、元サッカー日本代表の北澤豪氏ら、スペシャルトークショー | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【東京マラソン15】東京マラソンEXPO、元サッカー日本代表の北澤豪氏ら、スペシャルトークショー

スポーツ まとめ
【東京マラソン15】東京マラソンEXPO、元サッカー日本代表の北澤豪氏ら、スペシャルトークショー
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2015年2月19日の東京マラソンEXPOにて、東京マラソン2015チャリティ”つなぐ” スペシャルトークショーが行なわれた。

2015東京マラソンに参加する元ビーチバレー日本代表の朝日健太郎、元サッカー日本代表の北澤豪さん、トライアスリート&スポーツナビゲータ、アスロニア代表白戸太郎さんが登壇者として招かれ、去年に引き続き今年も東京マラソンに参加する3人が、様々なテーマでトークをくりひろげた。

■チャリティーへの想い

白戸太郎氏(以下敬称略):昨年もこのメンバーで東京マラソンに参加しました。

北澤豪氏(以下敬称略):初マラソンは辛かったですね。サッカーの時は、チーム内でも走れる方だったのですけれど、やはりそれでも辛かった。チャリティーだからこそ、みんなの思いを背負っているからこそ、走りきれたというのがあります。

白戸:トライアスロンでは水泳やって自転車やって、最後にマラソンがあるので、個人的にはなれていてマラソン自体はそれほど大変なことはないですが。

北澤:え、すごいね!

白戸:えぇ、それほど大変なことはないんです(笑)ただ、一つだけ東京マラソンは自分の中で大きく違うところがあります。それは、チャリティーランナーとして自分が走るということです。いつもは自分でお金を払っているので、「ダメだったら次頑張ろう」と切り替えることもできるのですが、チャリティーランナーは様々なものを背負っていて、妥協できないんです。それが、普段との違いですね。

北澤:僕はチャリティーじゃなきゃ走りきれません。みなさんからの寄付をもらって走る、「RUN with heart」と命名していますが、これがあるから走りきれるんです。もっとこの活動を広げていきたいと思っています。チャリティーと聞くと、一部の人は「あぁ、お金持ち枠でしょ?」と言う人もいるんですが、それは違うんです。お金がある人が走るのではなく、誰かのために、なにかのために、目的をもって走るんです。ここを理解していただくのも僕らの役目だと思っています。

■東京マラソンチャリティ“つなぐ”とは(東京マラソンHPより)

“「東京がひとつになる日。」をキャッチフレーズに開催されてきた東京マラソンは、ランナーだけでなく多くのボランティアや応援する人々をつないで大きく成長してきました。

さらに多くの人々を「ひとつにする」ことを目指し、 チャリティ“つなぐ”を開始して5回目。チャリティへの参加は毎年増え、寄付金によるスポーツ振興、地球環境保全や世界の難民支援、難病の子どもたちへのサポートをはじめ、世界の人々の家族や命、夢や未来を“つなぐ”、多くの成果を上げています。寄付をしてチャリティランナーとして走る、寄付をした上でチャリティランナーに想いを託すなど、参加のカタチはさまざまです。あなたも自分らしい方法で東京マラソンに参加してみませんか。“


■東京マラソン2015のテーマ

白戸:東京マラソンは3万人中、3000名が今回はチャリティーランナーとして走ります。その点、ロンドン、ニューヨークはチャリティーランナーばかりなんですよ。一般ランナーはほとんどいないのです。一部のめちゃめちゃ速い人か、チャリティーランナーで構成されているのです。やはり、東京マラソンは新しいスポーツレガシーをつくらなくてはいけないと思います。東京マラソンが先例をつくらないと、他のマラソンはできないと思いますから。沿道の160万人に背中を見せて、チャリティーの輪を繋げていきたいと思います。

朝日健太郎氏(以下敬称略):はじめは応援してくださる方にいちいち反応してると疲れるかと思っていましたが、まったくそんなことはありませんよね。

北澤:あれは力になるよね。応援が力になるという意味がわかる。20km付近、銀座を過ぎて応援がなくなると途端に辛くなるもん。

白戸:応援者も、参加者の一人ですよね。東京の、普段は冷たいのにマラソンになった時の一体感は本当にすごいですよね。チーム化されるというか。

北澤:今回のテーマは「全力東京」で。去年は初大会で抑えていたところもあると思うので、様々な意味を込めています。

白戸:僕は「東京散歩」。東京のど真ん中を、大勢の人に応援してもらって走ることのできる本当に贅沢な時間ですから、せっかくなら、単なるマラソンとして参加するのではなく、東京を散歩して、人やものなど、東京全体を味わっていくマラソンにしたいです。みなさんにも、さっと走り去らないで味わってほしいです。

銀座の中央通りなど、苦しんでいてはダメです。銀座はニコニコで走って、ビルが歓声を反響させて自分に返ってくる、あの共鳴の感覚を味わいましょう。スタジアムで歓声を受けてなにかをする機会というのは一般の人はなかなかないと思いますが、それが味わえる滅多にない機会ですから。

■チャリティー、寄付先の団体

北澤:去年に引き続きドナルドマクドナルドチャリティーズに寄付することにしました。病院に隣接している施設で、病気の子どもたちがそこで生活するのですが、やっぱり親も一緒にいたいと思うんですよ。その方が子どもたちも治りが早いと思いますし。そういった子どもたちの施設に寄付をしたいと思いました。去年の東京マラソンでは、ひとりの病気の女の子がいたのですが、僕が東京マラソンを走りきる約束を彼女として、走りきって、最終的に彼女は手術が成功し、学校に復学し、スポーツもできるようになったんです。もちろん、僕の力だけじゃないだろうけど、なんらかの力になれた気がしたのです。

白戸、朝日:スポーツレガシー事業に寄付することにしました。スポーツレガシーとは、まぁ言ってしまうとスポーツの伝統ということなんですが、意味が広いんです。4つの定義があって、「強化、普及、環境、社会貢献」というものなんですが、「スポーツの強化」とかはあたりまえじゃないですか。でも、「環境」とか、「社会貢献」とかってすごくこれから大切だと思うんです。ロンドンに取材に行ったとき、ロンドンでは社会の環境がそのままスポーツを受け入れるようになっていたのですが、東京はどうなのかな、と。

文化の醸成は難しいです。世界的にスポーツ文化が成長していくことは大事で、日本もオリンピックに向けていろいろと準備していますが、2020年以降も残していくことも大事だと思うんです。「オリンピックが終わった後に残るのは…?」というところですね。東京マラソンを契機に、その土台をつくっていきたいですね。

■東京マラソンへの意気込み

北澤:今年練習すればするほど身体が痛んでいくのを感じますが、「歳との闘い」というのもあります。でも、昨年以上の記録を出したいですね。去年、1人の女の子が元気になって、それに少しばかり貢献できたと思っているので、それが今年は2、3人に繋がれば…。と思っています。

白戸:3日前は、まだ気合入れない方がいいです。20kmまではまだ走っていないような気持ちで、落ち着いた方がいいです。適度な緊張感はいいけれど、余計なことはしない。急な練習、急な食べ物をとってみても急に速くはならないですから。普段通りに生活するのが大事です。この高まりを楽しみたいですね。僕も色々な大会に出ているけれど、やはり特別。他のマラソンとは比べられない。周りを気にする位の余裕をもって、自然の移り変わりも含めて東京を味わっていきたいですね。

朝日:白戸さんのお話を参考にして、普段通りに走っていきます!4時間30分を目指します!

北澤:3日前体調を整えてみんなで最高の1日をつくっていきましょう!4時間を目指します!(会場静)…ちょっと、きつい目標言ったんだから「おー!」とか言ってくださいよ(笑)

白戸:東京マラソンは当日だけではなく街も少しずつ盛り上がっていきます。この前後のワクワクドキドキな雰囲気、ウィークエンドを楽しんでいきましょう。3時間を切りたいです!
《大日方航》

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