アギーレ監督が解任されて後任人事で揺れる中、元日本代表監督のジーコ氏がテレビ番組で日本代表監督について提言した。
「日本は契約社会なので、今回の件は驚いた」と語ったジーコ。それとともに、「とはいえ、アギーレの過去を調べなかった協会のミスだ」とも指摘。また、日本代表に相応しい人物は?との問いには「日本のことをよく知っている人間を選ぶべき」とした。
監督候補としてはさまざまな名前が挙がっているが、中でも日本国民からの注目と期待を集めているのが、名古屋グランパスで選手としても監督としても長年にわたって活躍したストイコビッチ氏だ。本人も「日本のことを尊敬している。声がかかれば、日本のサッカーを良くしたい」と就任に前向きな姿勢。
同様に鹿島アントラーズで長年活躍したレオナルド氏も候補に挙がっており、レオナルドとは師弟関係のジーコも「レオナルドは日本代表の監督をやりたがっている」と語るなど、本人も日本代表監督への思いを抱いているようだ。レオナルドはセリエAのミランとインテルで監督を経験し、協会が求める「チャンピオンズリーグを指揮した経験」という条件も満たす。
2002年日韓ワールドカップ終了後、ジーコが日本代表監督に就任した時は日本国民から絶大な支持を受けた。やはり、日本に馴染み深い人間の代表監督就任は支持される傾向にあるだろう。時が刻一刻と過ぎていく中、日本サッカーの未来は誰に託されるのか。日本中の注目が集まる。
《浜田哲男》
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