テニスの全豪オープン女子シングルスは29日に準決勝2試合が行われ、世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズと、同2位のマリア・シャラポワが勝ち残った。
準決勝はセリーナ(米国)対キーズ(米国)、シャラポワ(ロシア)対マカロワ(ロシア)という同国対決。
先に準決勝第1試合に登場したシャラポワは、過去5戦全勝と相性の良いマカロワをストレートで破り、決勝進出を決めた。
セリーナはノーシードから勝ち上がってきた19歳の新鋭、キーズの挑戦を受けた。
コーチにリンゼイ・ダベンポートを迎え今大会の台風の目となったキーズ。テニス関係者が次世代の女王候補と期待する逸材は、恐れを知らぬ積極的なテニスでセリーナに挑んだ。
準決勝で痛めた左太ももの影響かミスを連発する場面も出たが、第1セット第1ゲームでセリーナからブレークするなど、タイブレークにもつれる熱戦を演じ改めて存在感は示した。
決勝で対戦する2人は過去、セリーナがシャラポワに16勝2敗と圧倒的に勝ち越している。シャラポワが最後にセリーナから白星を奪ったのは2004年。グランドスラム制覇がかかる試合で連敗を止めることはできるか。
「ウィンブルドンの印象が強いけど、セリーナに10年勝ててないんだな」「セリーナは年下のキーズが相手でもリスペクトしてるのが良いね」「今回もセリーナ有利と予想」「まさしく女王対決」「シャラポワのグランドスラム制覇が見たい」など、ファンも沢山の意見を寄せている。
女子シングルス決勝は1月31日予定。
《岩藤健》
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