ツール初出場が決まったMTNクベカ「我々はアフリカ大陸全体の応援を受ける」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ツール初出場が決まったMTNクベカ「我々はアフリカ大陸全体の応援を受ける」

スポーツ 短信
MTNクベカ、2014年ストラーデ・ビアンケより(参考画像)
  • MTNクベカ、2014年ストラーデ・ビアンケより(参考画像)
  • 2013年ミラノ~サンレモを制したゲラルド・チオレック(MTNクベカ)
南アフリカのプロコンチネンタルチーム、MTNクベカが2015年ツール・ド・フランスのワイルドカードでの出場権を獲得。アフリカチームとして史上初めてツール参戦することになり、自転車界に新たな歴史の1ページを刻むことになった。

2007年に地域チームとして設立されたMTNクベカは、2013年にイタリアのミラノ~サンレモを制覇、昨2014年はブエルタ・ア・エスパーニャ初出場と着実に実績を積み重ねてきた。

今シーズンはエドバルド・ボアッソンハーゲン、マシュー・ゴス、タイラー・ファラー、テオ・ボスなど欧米のロードレースで活躍してきた強豪スプリンターを多数獲得し、チーム力を強化。2015年に102回目を迎えるツールの歴史の中で初めてアフリカチームとして出場することが決まり、長年の夢を叶えた。

またツールの前哨戦となるクリテリウム・ドゥ・ドーフィネにも、ワイルドカード枠で出場することが決まっている。

チーム代表のダグラス・ライダーは「クリスチャン・プリュドム(ツール総合ディレクター)から『ツール・ド・フランスへようこそ、返信求む』のテキストメッセージを受け取ったとき、私は自分を抑え切れず、妻に叫んでしまった。そこから大騒ぎが始まったよ。私は一生の間、このニュースを待っていたんだ」と招待を受け取った瞬間を興奮気味に振り返った。

そして「この夢を信じるパートナーや選手を獲得するという長年のプレッシャーが、ついに現実となる。この旅に関わった多くの人に感謝しなければならない。我々の選手、スタッフは今週末始まる2回目の合宿を前に、いま世界で一番やる気に満ちているだろう。我々はただツールを走るのではない。ツールを戦い、背中に大陸全体の応援を受けるんだ」と関係者に感謝し、ツールへの意気込みを表していた。
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