美容家で女優・吉行和子さんの母親でもある吉行あぐりさんが5日、肺炎のため亡くなっていたことが分かった。107歳だった。
あぐりさんは小説家の吉行エイスケさんと結婚。1929年に東京・市谷で「山ノ手美容院」を開業。97年には自叙伝が『あぐり』のタイトルでドラマ化された。
長男の故・淳之介さん、次女の故・理恵さんは芥川賞も受賞した小説家。
あぐりさんは90歳を過ぎても現役の美容師として現場に立ち続けたが、2003年に脳梗塞で倒れ入院。2005年に閉店した。
ドラマ『あぐり』で主演を務めた田中美里さんはブログを更新。
「あぐりさんのようなカッコ良い女性になりたいと思いかながらずっと演じていました。今も憧れの女性です。
お亡くなりになったなんてまだ信じられません。寂しいです。」
と綴った。
突然の訃報にネットでは「私がはじめて見た朝ドラは「あぐり」だったな。とてもかっこいい女性ですよね」「朝ドラ大好きだったなぁ…。憧れの女性でした」「私が観た朝ドラの中で一番好きでした」「朝ドラの時は小学生だったけどあのドラマが1番印象に印象に残ってるなぁ」「朝ドラのあぐりは大好きでした。一番好きなやつ」など、ドラマを通じ生き方に魅了された人々からのコメントが多く寄せられている。
通夜・葬儀は密葬にて行われ、お別れの会などは予定してないという。
《岩藤健》
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