【欧州サッカー】13歳の久保建英がバルサ退団か「めげずに頑張れ!」「悔しい」などファン反応 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【欧州サッカー】13歳の久保建英がバルサ退団か「めげずに頑張れ!」「悔しい」などファン反応

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  • サッカー ゴール イメージ(c)Getty Images
スペイン1部リーグ、FCバルセロナの下部組織に所属する13歳の久保建英が、チームを退団する可能性が高くなってきた。バルセロナは未成年選手の登録に関し違反があったとして、複数の選手が公式戦出場禁止を言い渡されていたが、その中に久保の名前もあった。

現在のサッカー界では18歳未満の選手が海外移籍するのを原則禁止している。例外は3つ。

1.親の転勤などで居住国が変わった場合
2.16歳以上、18歳未満でEU圏内、欧州経済領域(EEA)圏内での移籍
3.自宅が移籍先の国境から50キロ以内にあり、移籍先のクラブも国境から50キロ以内にある場合

既に久保は1年以上、試合に出ていなかった。

久保と同じく規約違反とされた選手にはボビー・アデカニェがいる。現在15歳のアデカニェはナイジェリア生まれのオランダ人。12歳の時にアヤックスからバルセロナへ移籍してきた彼は、昨年の11月にオランダのPSVへレンタル移籍に出された。

EU圏の選手であれば16歳から移籍が認められる。地元オランダで出場機会を探しながら、1年後にバルセロナへ復帰する算段だ。

また久保と同じく韓国のイ・スンウも公式戦への出場が禁止されている。こちらはアジア人のため18歳まで試合に出場できないが、現在16歳のスンウは1年少々で処罰が解除される。既に20歳までの契約を結んでおりバルセロナ残留を選択した。

2年と待たず公式戦に出場できる2人と違い、久保は伸び盛りの成長期に長期間、試合に出られない。現在クリスマス休暇で日本に帰国している久保は、事態が好転しないのであればチームへ戻らない可能性を関係者やチームメイトに伝えているという。

"和製メッシ"と期待された久保の去就には「ほんと可哀想だよな、もったいない」「久保くんやっぱアウトだったんだな。残念」「めげずに頑張って欲しいな」「これはホント悔しい」など、本人の実力と関係なしにバルサでのキャリアが閉じようとしている状況を惜しむ声が多数寄せられている。

「他のビッグクラブも同じことをしているのに、なぜバルセロナだけ厳罰を科せられるんだ?」と疑問視する声もあり、一罰百戒の対応に不満も聞かれる。

未成年者の国際移籍の禁止は、貧しい国から幼い才能を青田買いし、芽が出なくなったら棄てるビッグクラブの行いが、社会問題に繋がったことにも起因する。100人連れてきて1人成功すればいい、99人の生活基盤が脆弱な移民を生み出しても、というビッグクラブの論理に歯止めを掛けるための規則だ。

今後は他クラブの違反にも同様の処罰が下されるか注目が集まる。


《岩藤健》

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