12月27日、広島がメジャーリーグのヤンキースをフリーエージェントとなっていた黒田博樹投手を獲得したと発表した。2007年以来8年ぶりの古巣復帰となる。
ついに帰ってきた。メジャーリーグ、それも名門ヤンキースでエース級のローテーション投手として今も君臨する油の乗り切ったメジャーリーガーが広島に戻ってくる。このこと自体が異例だ。黒田は常々「最後は広島で終わりたい」と言っていたが、その約束を果たすことになった。
メジャー通算79勝の黒田には、メジャーの複数球団から今オフも20億前後の高額オファーが届いていたが、広島への愛を証明した形だ。
これに対して、黒田の復帰を長年待ち望んでいたファンは歓喜。「彼こそ、本当の侍。涙が出た」「まさか、黒田がこのタイミングで広島に戻ってくるとは想像もしていなかった!」「マエケンとダブルエースで広島の優勝も夢じゃない!」「男の中の男だ。毎年、黒田を信じてオファーを出し続けていた広島球団にもリスペクトしたい」「このニュースを聞いてから興奮しっ放し!本当にかっこいい」と黒田のまさかの復帰に興奮を隠せないファンの声が多数。
来季は、今オフに同じく8年ぶりの復帰を決めた新井もいる。広島が苦しんだ時代の投打の中心が時を同じくして復帰。ここ数年、クライマックスシリーズに出場し、菊池や丸をはじめ若手も育つなど戦力が整ってきた広島にとって、これ以上にない最高の補強となった。
来季、黒田とマエケンのダブルエースがシーズンを通して活躍すれば、広島の悲願の優勝も現実味を帯びてくる。
《浜田哲男》
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