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オーストラリアでヘルメット着用が義務である理由

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自転車のヘルメット着用については論議が交わされるが、実際、事故などにあうとヘルメットの重要性を改めて認識する。

世界でもっとも先駆けてヘルメット着用を交通法で定めたのはここオーストラリア。隣国のニュージーランドもヘルメット着用が義務付けられている。安全面を考慮し、他の国でも少しずつ着用が推奨され始めている。

オーストラリアは州ごとに交通法に若干の違いがある。ただ、ヘルメット義務については、国内どの州においても適用されている。

ではなぜ、ヘルメットが義務付けられたのか。

南オーストラリア州では、現在ヘルメット不着用での罰則金は、15,000円ほど。また保険会社や警察などが介入する事故の際に、ヘルメット着用・不着用が問われる。最近は車との接触事故も増えてきていることから、自らの正当性を明確にするためにも、ヘルメットは必要なのだ。

自転車に乗る教育をするときに、すでにヘルメットは当たり前のようにつけるものと子供たちは認識する。

デザインなどを考えれば、ヘルメットはつけたくないという意見もあるだろう。が、規則を守るという考えではなく、自分の身を守るための最低限と考えるる向きがある。ルールだから守るのではなく、なぜルールになったかを知っており、その重要性や本質を理解している。

オーストラリアでルールとして定着している自転車のヘルメット着用。安全を守るために極めて重要な装備であることを、海外の事例をもって改めて意識していきたい。
《Asami SAKURA》

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