フランスのラ・マンシュ県で開幕する2016年ツール・ド・フランス。同県内で行われる序盤のステージの概要が12月9日に発表された。
世界遺産モンサンミッシェルをスタートする2016年7月2日の第1ステージは、188kmを走り、サントマリー・デュ・モンのユタビーチへとゴールする。ここは1944年6月6日、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦の舞台となった海岸のひとつ。コースはほぼ平坦で、最後はスプリンターの争いとなるだろう。
翌7月3日の第2ステージは、サンローからシェルブール・オクトビルまでの182kmで、最後は距離3km、最大勾配16%の厳しいラ・グラスリーの上り坂が待ち構える。総合優勝争いの選手たちの間で早くもタイム差がつくことが予想される。
ツール総合ディレクターのクリスティアン・プリュドムは「ラ・マンシュは息をのむような景色があるすばらしい地域だ。地形は変化に富むが、ユタビーチはスプリンター向きだろう。シェルブール・オクトビルの丘陵地帯では、パンチャーが目立つチャンスがある。忘れてはいけないのは、第100回ツール・ド・フランスの背景となった3年後、モンサンミッシェルがプロトンの選手たちの最初のペダルひとこぎを、きらびやかに強調してくれることだ」と見どころを語っている。
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