トレックファクトリーレーシングは、オメガファルマ・クイックステップからヘルト・ステーグマンを獲得したことを12月1日に発表した。
34歳のベルギー人、ステーグマンは2015年がプロ13年目のシーズンとなる。2008年ツール・ド・フランスではシャンゼリゼの最終ステージで優勝を挙げており、さらにフランスのパリ～ニース、ダンケルク4日間、スペインのルタ・デル・ソルではステージ優勝経験がある。また、フランスのシルキュイ・フランコ・ベルジュではステージ優勝と総合優勝を獲得している。
トレックファクトリーレーシングでは、クラシックレースやスプリントの場面で優秀なアシスト、またはエーススプリンターとして豊富な経験をチームにもたらすことが期待されている。
ステーグマンは「2015年のチームが見つかってうれしい。ここ数週間ハードにトレーニングしていたし、これからは契約交渉の心配をすることなくトレーニングに集中できる。トレックファクトリーレーシングは最高のチームで、サポートスタッフもすばらしい。若いチームだけど、首脳陣ははっきりとした長期的なビジョンを持っているんだ」と喜んでいる。
ルカ・グエルチネラ監督は「ヘルトがチームに入ることにワクワクしている。我々2人がクイックステップにいたころから、個人的に彼をよく知っている。彼はプロトン内で最大のエンジンのひとつで、最高のシーズンを送ろうというモチベーションがとても高い。我々にとってはこれが最後の契約で、これからすぐにヘルトのトレーニングスケジュールとレースプログラムに取り掛かるよ」とステーグマンを歓迎している。
さらにステーグマンは「来週スペインで始まる合宿で、多くのニューフェイスと知り合いになることが楽しみだ。僕は石畳のクラシックでファビアン（カンチェラーラ）をサポートしたいし、僕の経験をチームの若手スプリンターと共有したい」と抱負を語っている。
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