「サイクルモードインターナショナル14」に一風変わった折りたたみ自転車「モンタギュー パラトルーパー」がお目見えした。
なんとこの自転車はアメリカ国防総省の機関DARPA（ダーパ）から、折りたたみ可能で、軽量かつ強度や走破性も高いミリタリーバイクの開発を依頼されて完成したもの。マサチューセッツ工科大のデビッド・モンタギュー博士によって設計され、米軍海兵隊のパラシュート部隊が実戦で使用しているという。
フレーム素材は7005アルミ。フレームを分割することなく、二重構造になっているシュートチューブを支点に折りたたむので、フレーム剛性を損なうことがなく高い走行性能を実現している。重量は約14kg。
折りたたんだ状態でベルトで体に固定し、着地と同時に工具不要で短時間で組み立てることができるため、兵士たちから高い評価を得ているとのこと。自転車ファンだけでなく、ミリタリーマニアからも注目のモデルとなっている。
「パラトルーパー」の価格は9万3500円、コンポーネントやフロントサスペンションをグレードアップした上位モデルの「パラトルーパー プロ」は11万0500円（いずれも税抜）。また、同様の折りたたみ機構を採用したクロスバイクもランナップされている。
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