メジャーリーグ機構は、今季のシルバースラッガー賞を発表した。守備で目覚ましい活躍を見せた各ポジションの選手に贈られるのがゴールデングラブなら、こちらは最も優れたバッターに贈られる。
ナショナル・リーグは投手1人に野手8人、アメリカンリーグは指名打者1人に野手8人が選出される。注目はナショナル・リーグのマディソン・バンガーナーと、バスター・ポージーの、ジャイアンツバッテリー。
ポストシーズンでの快投が目立ったバンガーナーは、バッターとしても投手ではメジャートップとなる4本塁打。自らを援護するバッティングでの活躍も目立った。
アメリカン・リーグでは、3年連続受賞となるエンゼルスのマイク・トラウト。現在最もメジャーで注目される若手スターの1人だ。
日米野球への参加も決まっているアストロズのホセ・アルトゥーベは、身長170センチに満たない身体でヒットを量産し、首位打者と盗塁王を獲得した活躍そのまま、二塁手部門に選出された。
この結果にファンは、
「シルバースラッガー賞NPBにも欲しい」
「ヤンキースがゴールドグラブ、シルバースラッガーともに一人もいないというのは、じつに時代の変化を感じる」
「日本はシルバースラッガー賞とかってないの何でやろ」
「NPBにもシルバースラッガー賞みたいなポジションごとの打撃優秀者のタイトル創設してほしい」
「面白い賞やね。日本にも作ってほしい」
日本にはシルバースラッガー賞に相当する賞がなく、ゴールデングラブ賞が純粋な守備の評価だけでなく、打撃成績も加味して決められていると不満を持つファンが以前からいた。
スペシャリストを正当に評価するためにも、日本でも今後これに近い賞の構築が望まれているようだ。
《岩藤健》
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