日本代表の香川真司も所属する、サッカードイツ1部リーグのドルトムントが苦境に立たされている。
リーグ戦でここまで4試合連続勝ちがないドルトムントは、2勝6敗1分けの15位。リーグ上位チームに与えられる、来季のヨーロッパチャンピオンズリーグ出場権が危うくなってきた。
チャンピオンズリーグでは目下3連勝中と絶好調のドルトムント。しかし国内ではまったく勝てない状況を、ドイツの大衆紙ビルトは「ジキルとハイド」のようなと形容した。また同紙はドイツ国内のカップ戦DFBポカールを勝つことが、チームにとって重要な目標になったとも書く。
ポカールに優勝してもチャンピオンズリーグの出場権は得られないが、UEFAヨーロッパリーグには出られる。現実を受け止め、目標を下方修正する時期なのかもしれない。
国内で苦戦を強いられるドルトムントに対するファンの見方。
「ＣＬは３連勝と好調で勝ち抜けまでもう少しなのに、ことリーガの方はこれで４連敗とは…」
「ビルトって本当に煽るなあ」
「CLであんな強いのに何でリーグだと勝てないの」
「なんとかCLの出場権は獲得してほしい」
「流石にＣＬ圏逃すのは痛い」
チャンピオンズリーグ出場権がないチームからは、有力チームへ選手が流出する懸念もある。
リーグ戦で苦しい状況が続くドルトムントだが、まだ逆転で出場権を得る方法が残されている。それは今季のチャンピオンズリーグで優勝することだ。前年度優勝チームには、国内リーグ戦の結果に関わらず出場権が与えられる。
厳しい条件ではあるが、今季のCL優勝を目指すことが来季CL出場への近道かもしれない。
《岩藤健》
page top
