プロ野球パシフィック・リーグはクライマックスシリーズ全日程が終了し、4勝3敗でソフトバンクホークスが日本シリーズ進出を決めた。リーグ王者としてセントラル代表の阪神タイガースと戦う。
試合後、レフトスタンドのファンへ挨拶した日ハム選手のもとへ、ソフトバンクの選手が駆け寄った。今季で引退する稲葉、金子を胴上げするためだ。
稲葉の入場曲が鳴り響く中でまずは稲葉が5回、次いで金子が背番号と同じ8回宙を舞った。
試合が終われば互いに健闘を讃え、敬意を持って接する。その姿にファンは、
「両チームから胴上げされたのは感動したよ！」
「稲葉と金子を両軍の選手で胴上げには感動した！」
「 これぞまさにスポーツマンシップだと思う！」
「ちょっと泣きそうになった。ええ話や～」
「いい光景だったね！素晴らしい」
日本ハムは当時ソフトバンクの選手だった小久保裕紀が引退する際、札幌ドームで胴上げしたことがあった。今回はそのお返しの意味もある。
激戦を制し日本シリーズ進出を決めたソフトバンク。相手は巨人に4連勝しリーグ2位から勝ち上がった阪神。厳しい戦いは続くが、土壇場で見せた勝負強さを再び発揮できれば面白い戦いになる。
《岩藤健》
page top
