2014ジャパンカップサイクルロードレースで引退した宮澤崇史が、10月19日夜に宇都宮市内のオリオンスクエアで行われたジャパンカップアフターパーティーにサプライズ登場。引退セレモニーが行われた。
突然の引退発表について宮澤は「ここ2週間で決めました。なかなか決められなかったけど、自分に問いかけて引退しようという気持ちになった。18歳のときにヨーロッパへ渡って、今は36歳なので人生の半分は自転車に乗ってきた。18年間は長い日々だった。輝いていた時間はあまりなく、ヨーロッパでの生活は我慢したり、苦しんだり、木枯らしの中で太陽が出るのを待つような感じだった。その中で輝く何かがあったから、自転車に乗ってきた。今後については、まだノーアイデアです」と語った。
そして「勝つために、ヨーロッパに行くために自転車に乗ってきたので、その目標をすり変えたくなかった。目標を変えると、自分が偽りになってしまう。それが今回の決断だったと思う」と、涙をこらえながら引退を決意した心境を明かした。
その後、奥様の花菜子さんから花束が贈られ、選手仲間が胴上げして宮澤の新たな門出を祝福した。
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