【パリ~ツール14】トップスポートフラーンデレンのワライスが逃げ切り勝利 ボクレールとの一騎打ちを制す | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【パリ~ツール14】トップスポートフラーンデレンのワライスが逃げ切り勝利 ボクレールとの一騎打ちを制す

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パリ~ツール14公式サイトのスクリーンショット
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フランスのワンデーレース、2014年パリ~ツール(UCIヨーロッパツアー1.HC)が10月12日に開催された。コースは、パリ郊外のボヌバルからツールまでの237.5km。

このレースは、初開催が1896年と長い歴史を持つセミクラシックレース。ヨーロッパのロードレースシーズンの最後を飾るビッグレースでもある。コースはほぼ平坦ながら、ところどころ現れる小さな上り坂が勝敗を左右する。

159選手が出場したこの日、4km地点でトマ・ボクレール(ヨーロッパカー)、イェーレ・ワライス(トップスポートフラーンデレン・バロワーズ)、ケビン・バンメルセン(ワンティ・グループゴーベルト)、チェザーレ・ベネデッティ(NetAppエンデューラ)、ヨアン・パロ(ラポム・マルセイユ13)の5人が逃げ、14km地点で最大7分のリードを築く。

20km地点ではピエール・グオール(ビッグマット・オーベル93)、ジュリアン・デュバル(ルーベ・リル・メトロポール)の追走2人が合流し、先頭は7人に膨れ上がる。

メイン集団はゴールスプリントを狙うFDJとジャイアント・シマノがコントールし、追い風も手伝ってタイム差を少しずつ削り取っていく。後半に入ると集団から追走に飛び出す選手も現れるが、逃げに追いつくことはできずに引き戻される。

残り24kmからレースは動き、逃げ集団からボクレール、ワライス、バンメルセンが加速し、他の選手を置き去りにする。残り10kmのコート・ド・ボー・ソレイユの上り坂ではボクレールのアタックに、ワライスのみが反応し、バンメルセンが脱落。2人は残り4kmで集団に42秒差を保ち、逃げ切りの可能性も大きくなってきた。

ゴールのグラモン通りでも集団は先頭2人を捕えることができず、最後はボクレールの背後からスプリントを開始したワライスが経験豊富なベテランを抑えて優勝を飾った。集団先頭の3位はイェンス・デブシェール(ロット・ベリソル)が入った。

25歳のベルギー人、ワライスは2013年ワールドポートクラシック第1ステージで優勝。4年前にパリ~ツールのU23クラスでも優勝しており、再びツールの表彰台に上がることになった。
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