【ツール・ド・フランス14】得意のステージで勝利を逃したボクレール「失敗としか考えられない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・フランス14】得意のステージで勝利を逃したボクレール「失敗としか考えられない」

スポーツ 短信
第16ステージ優勝に向けて走るトマ・ボクレール(ユーロップカー)
  • 第16ステージ優勝に向けて走るトマ・ボクレール(ユーロップカー)
  • トマ・ボクレール(ユーロップカー)
ステージ優勝に向けて、終盤まで絶好のポジションにつけていたフランスの英雄、トマ・ボクレール(ユーロップカー)。しかし、ラスト4.5kmでマイケル・ロジャース(ティンコフ・サクソ)がアタックしたときに、そのシナリオは崩れ去った。

第16ステージのゴール地点、バニエール・ド・リュションでは過去のツールで2010年、2012年とステージ優勝を挙げているボクレール。この日も序盤から逃げに乗り、終盤のアタックがかかったときにも先頭に残り、さらにチームメイトのシリル・ゴチエもそばにいたことで、かなり有利な状況にあった。

しかし、結局ステージ優勝はロジャースに奪われ、無念のステージ2位に終わった。ツールの公式サイトに掲載されたボクレールのコメントは以下の通り。

「ものすごく残念だ。2位で満足する選手もいるかもしれないけど、僕はそうじゃない。(超級山岳の)頂上にはセルパ、ロジャースとともに2番手で到達した。僕たちはうまく協力していたが、その後、彼らは代わる代わる僕を攻撃してきた」

「それからシリル(ゴチエ)が戻ってきて、下りで飛び出した。ロジャースがカウンターアタックしたとき、彼はその後ろに入る力がなかった。本当にギリギリだった。逃げで他チームより人数が多いことは、こういうダウンヒルフィニッシュではハンディキャップになることがあるんだ」

「もしシリルがロジャースについていけたら、彼は勝てただろう。でも、彼は僕と同じくらいガッカリしている。僕たちは2人が先頭にいたから、これは失敗としか考えられない。ツール開幕以来、僕は何の成績も残していない。今日は遠くなかったけどね」
《》

編集部おすすめの記事

page top