世界チャンピオンの称号である虹色のジャージ、アルカンシエルを着用して初レースに挑んだミカル・クビアトコウスキー(オメガファルマ・クイックステップ)がイル・ロンバルディア終盤に右脚のけいれんに見舞われ優勝戦線から離脱した。
クビアトコウスキーはその痛みに耐え、9分42秒遅れの77位で完走。チームを通じ次のようにレースを振り返った。
「今日は絶好調だった。チームメイトは僕をサポートしてくれたし、感謝している。レース中はずっとリラックスしていた。でも、残り12kmで右脚にけいれんが起きて、もうペダルを踏めなくなった。何が理由かわからないけど、6時間半も自転車に乗っていればこういうこともあるよ」
「いい結果で完走できなくて残念だけど、言葉にはならないよ。その時点で、ただ誇りを持って完走しようと頑張った。胸に虹色のストライプが描かれたジャージを着るのは、最高の気分だ。今日はバスから出ると、観客が僕の名前を叫び始めたんだ。初めてのことだけど、レース中も観客からそれだけの応援を受けられるのはすばらしいことだね」
「これで僕の長いシーズンも終わりだ。世界ロードチャンピオンとして終われるのはうれしいよ。すでに来シーズンが楽しみなんだ。再びアルカンシエルを着て、オメガファルマ・クイックステップのために走れるのがね。今は休みが必要だ。またすぐにコース上でみんなと会おうね」
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