開幕第3週を迎えたNFLで偉大な記録が誕生した。
アトランタ・ファルコンズのデビン・ヘスターが、キックリターンからのタッチダウン回数を通算20に伸ばし、ディオン・サンダースの19を抜いてNFL最多記録を更新した。
アメリカンフットボールはパスやランプレイで距離を稼ぎ、攻撃権を更新しながら進む競技だが、試合中には何度かキックの場面が訪れる。キックオフや、攻撃権の更新が難しく、少しでも敵陣を押し下げて攻守交代したい場合などだ。
リターナーと呼ばれる選手は敵がキックしたボールをキャッチし、自陣の深いところから少しでも前へ運ぶため、味方が有利に攻撃できるようタックルをかわしながら走る。
このとき1度も倒されることなく、エンドゾーンまで走破すればリターンタッチダウンとなる。
めったに見られないため決まればスタジアムが沸き、その日のハイライトでは大々的に扱われるビッグプレイだ。
記録を更新した後、ヘスターはFacebookにコーチやチームメイト、家族、そしてファンへの感謝の言葉を綴っている。
名実ともにNFL最高のスピードスターとなったヘスターが、今後この記録をどこまで伸ばせるか注目だ。
《岩藤健》
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