【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】落車してもタイム差を奪いにいったフルーム。「1秒が必要だ」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】落車してもタイム差を奪いにいったフルーム。「1秒が必要だ」

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中盤で落車したフルーム(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第7ステージ)
  • 中盤で落車したフルーム(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第7ステージ)
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ
2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、8月29日の第7ステージの序盤は高速でのアタック合戦が繰り返され、何度か落車が発生。そのひとつに、総合4位につけるクリストファー・フルーム(スカイ)も巻き込まれた。

2014年のツール・ド・フランスでも落車で手首などを骨折してリタイアしたフルームだが、今度は右ヒジ、右ヒザなどに擦過傷を負った。ケガの状況について、フルームはチームの公式サイトの中で以下のように語っている。

「大丈夫だよ。でも、もちろん不運は重なるという気分になるよね。だけど、あらゆることを考えると、僕は大丈夫だし、比較的無傷だったと思う。また1日が終わってよかったね」

「ジャイアント・シマノの選手が僕のすぐ左前で落車して、クラッシュが起こった。ハンドルを切って避けようとしたけど落車した。その後はチームメートがペースを上げて、僕を戻してくれた。プロトン(集団)に戻るのに15kmはかかったよ。チームメートは頑張って僕を守ってくれた。僕をレースのペースに戻して、その後はいい位置にキープしてくれたんだ」

このケガにもかかわらず、ゴール前ではフィリップ・ジルベール(BMCレーシング)とダニエル・マーティン(ガーミン・シャープ)の加速に反応し、集団からタイム差を奪った。当初、タイム差は3秒と発表されたが、その後2秒と修正された。マイヨロホのアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)との差は、20秒となっている。

「今日のようなステージでは、もちろん(タイム差を)とりにいくよ。レース終盤には、順位を守るために1秒が必要になるかもしれないからね。タイムトライアルに向けて少しずつタイム差を削って、近づくつもりだ」
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