スペインのステージレース、ブルゴス一周（UCI2.HC）が8月13日に開幕。第1ステージは、ブルゴスをスタート＆ゴール地点とするアップダウンのある143kmのコースで、最後は3級山岳山頂にゴールする。
スペイン北部のブルゴス県が舞台で、8月23日に開幕するブエルタ・ア・エスパーニャの前哨戦に位置づけられるこのレース。ステージの大半ではモビスターがメイン集団をコントロールし、残り12kmの最後から2つ目の上りで4人の逃げを捕まえる。
その後はアタック合戦が巻き起こるが、アスタナ、カチューシャがコントロールして集団をまとめる。しかし、残り300mでフアンホセ・ロバト（モビスター）がアタックすると、追いかける世界屈指のクライマー、ダニエル・モレノ（カチューシャ）を抑えて、ステージ優勝をつかんだ。
2位は同タイムでモレノ、3位は3秒差でトマ・ダミュソー（ジャイアント・シマノ）が続いた。ブエルタ優勝候補のナイロ・キンタナ（モビスター）は、5秒差の11位と好位置でゴールした。
ロバトにとっては、約2週間前のツール・ド・ワロニー第3ステージに続く今季2勝目で、リーダージャージも獲得した。
チームの公式サイトを通じ、ロバトは「優勝争いで僕を重要視している人が少なかったのは事実だ。でも、戦える自信はあった。レース前のミーティングで僕は勝てるとチームメイトに話していたんだ。この勝利は友人のダビドに捧げる。自転車レースの大ファンで、このレースに来る数時間前に亡くなったんだ」と複雑な心境を表わしていた。
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