ペーター・サガンのティンコフ・サクソ移籍により、気になるのは2015年のツール・ド・フランスだ。チームはサガンのマイヨベール（ポイント賞）を優先するのか、それともやはりアルベルト・コンタドールとともにマイヨジョーヌ（総合優勝）を狙うのか？
もちろん、2人のエースがそろって活躍すれば、チームはワンデーレースでもステージレースでも多くのビッグレースで勝利を挙げられるだろう。しかし、2人のビッグエースを抱えることで、チーム内に摩擦が生じる可能性もある。
周囲の推測をよそに、現在ケガから回復中のコンタドールは8月8日に発表されたチームのプレスリリースを通じ、サガンの加入を歓迎するコメントをしている。
コンタドールは、サガンとの契約についてしばらく前から知らされていたようで「すばらしいニュースだし、予想していたよ。オフィシャルになって、とてもうれしい。僕たち2人はいい関係を築いているだけでなく、ペーターは偉大な選手でもあるし、生まれつきの勝者だ。ペーターの加入は、チームにすばらしいものをもたらすと信じている」と期待を表わしている。
「僕たちは完璧に共存できるし、ティンコフ・サクソがカレンダー上のほとんどのレースで重要な主役になれることに僕たち2人が貢献できるだろう。ペーターはスーパーな才能の持ち主で、このチームに馴染むと思う。僕たち全員が彼を喜んで歓迎するし、今後数年一緒に走れることをうれしく思う。彼はすぐに僕たちの仕事のやり方に適応できるだろうからね」
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