北海道テレビの人気番組「水曜どうでしょう」が“小祭”を開催する。9月26日(金)~10月13日(月・祝)の18日間、10:00~21:00。場所は東京都渋谷のパルコPART1(3F)。入場料は一般/学生が600円(税別、前売り券)、小学生以下は無料。
主催はPARCO、企画・制作・著作はHTB、企画協力はクリエイティブオフィスキュー。
同番組は、大泉洋、鈴井貴之が世界をまたにかけて、ディレクター2名とともに企画や旅を繰り広げる人気番組。2002年にレギュラー放送は終了したが、いまだに根強い人気を誇り、再放送も繰り返されている。
特に移動/旅をひたすら繰り返す企画が人気で、国内では、運に任せて進む「サイコロの旅」から四国八十八ヶ所霊場を一気にめぐる旅、カブにまたがり東日本、西日本を行くカブの旅などを展開。
海外系では、ヨーロッパをレンタカーで巡る旅、アメリカ大陸横断、オーロラを目指す北極圏の旅、マレーシアのジャングルにまで足をのばした。
2002年のレギュラー放送終了後も、不定期に企画を実施しており、2013年にはアフリカへ足を踏み入れた格好。
今回は、同番組の名物ディレクターの2氏からコメントが残されている。
以下全文。
さてさてみなさま。
2014年も夏到来です。
青空には真っ白い積乱雲。
青々とした稲田を渡る夏の風。
日盛りにはセミが鳴き、
日が暮れては河鹿が鳴く、
白い日傘のマダムのかたわらを走る麦わら帽子の小学生。
日本の夏の風景でございます。
暑い日々は、仕事もせず、のんびり木陰でビールでも飲みながら涼みましょう。
さて、去年の水曜どうでしょう祭で、藤やんさんが言いました。
「大規模なイベントも楽しいけど、今度はこっちからみんなのところへ出掛けて行って、例えばそこが田舎のスーパーの駐車場であろうと、鎮守の森の境内であろうと、小学校の校庭であろうと、どんなところでもいいから、ぜひうちらの所に来て欲しいと熱望する人たちの催すところへ出掛けて行って、そこで小さくみんなで集まって顔を合わせる、なんか、そんなことを今度はしてみたい。そうして翌日にはまた次の町へ、また翌日にはまた次の町へ。そうやって旅をしながら、みんなの町へ出掛けてみたい」
そんな話からことは始まり、先ず手始めと、古くからの番組のお馴染みさんが大勢さんお住まいの東北へ出向いて行こうということで今回の運びとあいなったわけでございます。
東北6県にお住まいのみなさんと言いますとこれ、ずいぶん初期の頃から、まだ、どうでしょうが道外の皆さんにはほとんど知られていなかった頃から、番組を買っていただき、見ていただき、好きになっていただき、ひとかたならぬご贔屓、ご愛顧を頂きました歴史がございます。
そんな東北の皆様のところへ出向く。これは手ぶらで出掛けて行けるわけがない。
ということで今回、
手前ども、デッカイトラックを調達いたしまして、ここぞとばかりに、これに、昨年!勢い余って作りすぎてしまいました水曜どうでしょう祭りグッズ、及びその他を詰め込めるだけ詰め込ませて頂きまして、札幌より隊商を組んで馳せ参じるのでございます。
「東北地方にお住いのみなさま!ご存じ!水曜どうでしょうでございます!水曜どうでしょうが!あなたの町へやって参りました!お元気ですか!祭りグッズいりませんか?」と、
ちり紙交換まがいの暑苦しいまでのアナウンスで、押し売りさせていただこうという所存でございます!
もちろんタレントさんは忙しいから来ないけど!
ディレクターのおっさん2人とその仲間一党で参ります!
テーマは、「愛と平和と!どうでしょう祭グッズ!在庫一掃!」
この夏、まだ行ったこともない町へもお邪魔させていただくことになるでしょう。駅前もあれば、田舎もあるでしょう。しかしながら、いずれへ参りましても、こじんまりと集まっては、いつもとは逆転の出会いをいたしまして、いろんなお話をするのも楽しかろう、在庫グッズが飛ぶように売れたらうれしかろうと、おやじたちの夢は膨らむのでございます。
どうぞお時間のあります向きは、近所の神社の夏祭りに出掛けるように、のんきに朗らかにおいでくださいませ。
2014年の夏。
水曜どうでしょうは、東北キャラバンの旅に出るのでございます。
土地土地の皆さま方、なにとぞ、よろしくお願いをいたします。
水曜どうでしょう 藤村忠寿 嬉野雅道
《編集部》
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