【ツール・ド・フランス14】ねらい通りのアタックで勝負を決めたガロパン「マイヨジョーヌとステージ優勝は違う感覚」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツール・ド・フランス14】ねらい通りのアタックで勝負を決めたガロパン「マイヨジョーヌとステージ優勝は違う感覚」

スポーツ 短信
トニー・ガロパン(ロット・ベリソル)
  • トニー・ガロパン(ロット・ベリソル)
  • ゴールまで残り1kmを過ぎ、単独でゴールを目指すガロパン
第11ステージ、フランス人のトニー・ガロパン(ロット・ベリソル)は先日のマイヨジョーヌ獲得がフロックではないことを自身初のツールのステージ優勝で証明した。

この日、最後の3級山岳の後、残り13kmあたりで短い上り区間があった。そこでガロパンはアタックし、下り区間でも追いかけるメイン集団から逃げ続けた。残り4kmで、ペーター・サガン(キャノンデール)ら3人に追いつかれるが、残り2.5kmでガロパンは再び単独アタック。追走するメイン集団を抑え切って勝利をつかみとった。

ガロパンにとっては今季のロット・ベリソル移籍後初勝利、チームにとっては第6ステージのアンドレ・グライペルに続く今大会2勝目となった。チームから発表されたガロパンのコメントは以下の通り。

「マイヨジョーヌを着るのと、ツールのステージ優勝は違う感覚だよ。マイヨジョーヌを獲る前は、何日か前から心の中で計画していたし、ステージ中もずっとそのことを考えていた。今日のステージは下見していた。最後の山岳ポイントの後に、1.5kmの上り区間があるのはわかっていた。そこは勾配が厳しくてせまかったんだ」

「最後の数kmは詳しく知らなかった。調子はよかったし、逃げはキャノンデールとオリカ・グリーンエッジがコントロールしていたから、チームカーに行ってラスト5kmの情報を聞いたんだ」

「最後の上りの頂上手前数100mで僕は飛び出し、下りは全開で行った。差は決して大きくなかった。他の3人が追いついたとき、その後の2kmは彼らの後ろに入った。それから、アタックしたんだ。他の選手がためらうのはわかっていた。サガンはスプリントのためのパワーを失うことになるし、他の2人は自分の力で飛び出せなかったからね。最後はもう何も考えなかった。できる限り速くフィニッシュラインにたどり着きたかった。最高の気分だよ」

「僕はねらいをつけたステージでいい成績を残してきた。チームはグライペルですでに勝利を挙げている。ユルゲン・バンデンブロックは総合10位で、今後10ステージの目標は彼の順位を上げることだ。チームにとっていいことは、いろいろな選手が結果を出していることだね」
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