7月8日(火)第4ステージ:ル・トゥケ・パリ・プラージュ~リール・メトロポール(163.5km)
単独で先頭を行くトマ・ボクレール(ユーロップカー)は残り46km(117.5km地点)の4級山岳モン・ノワールの1ポイントを獲得し、なおも逃げ続けたが、残り16kmでついにメイン集団に捕らえられた。
フィニッシュ地点リールの街は、路面が濡れている中での争い。ジャイアント・シマノは前日のようなトレインが組めず、オメガファルマ・クイックステップが優勢。最後の局面ではカチューシャがアドバンテージを築き、アレクサンドル・クリストフが好位置からスプリントを開始する。
その後方、マーク・レンショー(オメガファルマ・クイックステップ)の背後から飛び出したマルセル・キッテル(ジャイアント・シマノ)は力強い加速でクリストフをとらえ、ホイール半分のきん差で勝利をつかんだ。これでキッテルは、ステージ2連勝で今大会3勝目、ツール通算7勝目。2位はクリストフ、3位にはアルノー・デマール(FDJ)が続いた。終盤、落車で遅れたペーター・サガン(キャノンデール)は集団前方に復帰し、4位に入っている。
総合首位のマイヨジョーヌは、この日もビンチェンツォ・ニバリ(アスタナ)がキープ。サガンはポイント賞のマイヨベール、ヤングライダー賞のマイヨブランを守った。山岳賞のマイヨブランアポアルージュも変わらず、シリル・ルモワンヌ(コフィディス)。敢闘賞は逃げ続けたボクレールが受賞した。
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