「日本ものづくりワールド2014」が6月25日、東京ビッグサイトで開幕した。同展は日本のものづくりを支える最先端技術やバーチャルリアリティ製品が一堂に集まる世界最大級の展示会で、約2100社が出展した。
今回は会場を従来の東ホールだけでなく、西ホールにも拡大し、機械要素技術展、医療機器開発・製造展、3D&バーチャルリアリティ展の3つに分けた。なかでも機械要素技術展は出展者数が昨年比で170%も増加し、海外からも過去最大となる25カ国・地域から約250社が出展した。
また、日本全国47都道府県から約100の自治体が参加、それぞれのブースには地元のものづくり自慢の企業が軒を連ねた。例えば、静岡県のブースには航空機関連の部品を製造する企業が集結し、自社の技術の高さをアピールしていた。そのほか、大田区のブースには国産マシンで五輪を目指す「下町ボブスレー」を展示。来場者がそのボブスレーについていろいろと訪ねる光景が見られた。
文字通り、日本のものづくりを知るにはもってこいの展示会と言ってもよく、熱心に見ようとなると、1日では回りきれないほど。技術に詳しくない人でも一回りすれば、日本のものづくりの高さが実感でき、何かビジネスのヒントが見つかるかもしれない。
同展は27日まで開催され、主催はリードエグジビションジャパン。主催者側は3日間で約7万8000人の来場者を見込んでいる。
【日本ものづくりワールド14】開幕、出展は約2100社…ものづくり自慢の企業が一堂に
《山田清志@レスポンス》