気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年6月11日付
●残業代ゼロ1000万円以上、政府最終調整、業種限定せず(朝日・1面)
●製油所再編経産省促す。コスモ・東燃千葉で統合検討 (朝日・9面)
●中国の新車販売5月は伸び鈍化、3か月ぶり200万台割れ(朝日・9面)
●トップインタビュー、初のPHV北米で発売、富士重工業、吉永泰之社長(毎日・8面)
●GMリコール「二度と起こさない」パーラCEO就任後初総会(東京・7面)
●ソニーの運命握る、好調「PS4」で競争激化、米ゲーム見本市(東京・7面)
●介護・車整備に外国人、成長へ働き手確保、技能実習拡充(日経・1面)
●2014年上期ヒット商品番付、格安・高額どっちもヒット(日経・3面)
●高級車、北米へ走る、アルファロメオ再参入(日経・6面)
●インド、車販売プラス、9か月ぶり、新政権への期待映す、5月(日経・13面)
●ディーゼル燃費30キロ前後、マツダ、デミオに新エンジン、HV・軽に次ぐ水準(日経・11面)
●ウルトラマンをサポート、日産の電気自動車(日経・11面)
●東洋ゴム、1300億円投資、3年間で海外の生産増強(日経・12面)
ひとくちコメント
今年に入ってから、どんな商品が注目され、また、売れ筋となっていたのか。日経新聞が恒例の2014年上期(1-6月)のヒット商品番付をまとめ、きょうの本紙朝刊と専門紙「日経MJ」が取り上げている。
それによると、4月の消費増税で節約志向が高まり、シニアなどから支持を集めた「格安 スマホ」が東の横綱になる一方で、増税後も価値ある高額品が好調なことから「価値組消費」が、東の大関にランクアップしている。
日経は「増税を賢く乗り切ろうとする消費者の選別眼 が、格安と高額の両方でヒットを生んだ」と分析している。
西の横綱にはディズニー映画の「アナと雪の女王」、大関に「駆け込み消費」と続く。このうち、自動車関連では東の前頭にはトヨタ自動車の『ハリアー』と西の前頭にスズキの『ハスラー』がそれぞれ幕内に番付されている。
いずれもクロスオーバーSUVのジャンルだが、ハリアーはハイブリッド車の価格は450万円もする一方で、軽自動車のハスラーは110万円前後で購入できる。
どちらも昨年末から新年にかけて発売した個性的な新車だが、消費者のクルマ選びでも「高額」と「格安」に二極化している傾向が読み取れる
【新聞ウォッチ】2014年上期の日経ヒット商品番付、幕内に ハリアー と ハスラー
《福田俊之@レスポンス》