スイスのステージレース、ツール・ド・ロマンディは5月4日、第5ステージがヌーシャテルで行われた。最終日18.5kmの個人タイムトライアルを、英国のクリストファー・フルーム(スカイ)が制した。同時に2年連続となる総合優勝を成し遂げた。
フルームはやはり強かった。前日まで総合1位のサイモン・スピラック(スロベニア、カチューシャ)に遅れることわずか1秒。総合2位で迎えたこの日、得意の個人タイムトライアルを24分51秒で走り切り優勝。総合成績でもあっさり逆転に成功して2連覇を達成した。
区間2位は個人タイムトライアル世界チャンピオンジャージを着るドイツのトニー・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)だ。1秒遅れでフルームに区間優勝を明け渡した。
前日まで総合1位のスピラックも区間7位に入ったが、フルームから遅れること29秒。総合2位でレースを終えた。
ツール・ド・ロマンディの総合優勝者は過去3年、そのまま7月に開催されるツール・ド・フランスの総合優勝者と一致する。今年もフルームが優勝候補筆頭なのは間違いない。
《五味渕秀行》
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