屋外広告会社で、セルフサービスレンタル自転車も手がけるジェーシードゥコー(フランス)は、ヴェリブのレンタル回数が2億回に到達したことを発表した。
2007年7月15日に開始してから、世界最大のセルフサービスレンタル自転車システムに成長したヴェリブ。現状ではパリおよび近郊30地域に1751のターミナル、2万3600台の自転車が利用可能となっている。日々10万台から15万台のレンタルがあり、26万7000台は長期契約(1年契約)となっている。
2013年は3500万回のレンタル(2012年より20%アップ)、自転車1台当たり平均で毎日5回以上の稼働となっている。
累計レンタル回数が2億回を超えたのは2014年3月。単月のレンタル回数は2013年3月と比較して48%増加しているという。
この要因としては、穏やかな天候に恵まれたこと、パリ市とその近郊で大気汚染がひどい時期に無料のサービスを提供したことによるとみている。
ジェーシードゥコーCEOのジャンシャルル・ドゥコーは「ヴェリブの成功を大変誇りに思っています。レンタル2億回突破は、ユーザーにも環境にも優しい交通手段の人気を裏付けるものであり、毎日メンテナンスを厳しく監視し、回送により自転車の配置状況を最適化するジェーシードゥコーチームのサービスクォリティを反映しています」
「現存する全ての公共交通を補完する他に類のない交通の形を創造し、広告による資金調達で公共サービスを提供するという税金を使わないビジネスモデルを通じて、ジェーシードゥコーは自治体のニーズに持続可能なソリューションで応えます」とした。
《編集部》
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