観光バスを使って自転車を運び、景色のよいところでサイクリングを楽しむ全く新しいスタイルのツアー、サイクリングバスツアーが3月22日、1泊2日の日程で茨城県北部を訪問し、自転車を持ち込んだ参加者らが同地をサイクリング。観光産業が低迷するエリアで地元の人たちとふれあった。
茨城県北部は、今なお大震災による風評被害の影響を色濃く残しているエリアで、同ツアーは「被災地復興応援推進事業」として実施された。宿泊と4食つき、温泉2回などを含めて1万2000円台の低料金を設定できたのは、県の助成金によるものだ。
訪問したのは太平洋岸と久慈川を巡るルートだ。日立市の太平洋の雄大な景色と、人気の久慈川のサイクリングコースの田園風景。初日はおよそ60kmを走り、さわやかな汗を温泉で流し、郷土料理に舌鼓を打った。
催行はバス会社の国際興業。発着は東京駅と新宿駅の2カ所。一般の日帰りツアーは月に3コースほど実施されている。
《編集部》
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