【ベトナム現地レポート】残り距離が把握できないレースに日本勢女子は苦戦 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ベトナム現地レポート】残り距離が把握できないレースに日本勢女子は苦戦

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8ステージで行なわれるビワセカップが3月7日にベトナムで開幕し、第1ステージが行われた。同大会は3月8日の国際女性デーの祝賀と、アジア選手権に向けた調整レースという目的での開催で、ナショナルチームは日本のほかにマレーシア、タイが参加。日本チームの監督を務め
  • 8ステージで行なわれるビワセカップが3月7日にベトナムで開幕し、第1ステージが行われた。同大会は3月8日の国際女性デーの祝賀と、アジア選手権に向けた調整レースという目的での開催で、ナショナルチームは日本のほかにマレーシア、タイが参加。日本チームの監督を務め
8ステージで行なわれるビワセカップが3月7日にベトナムで開幕し、第1ステージが行われた。同大会は3月8日の国際女性デーの祝賀と、アジア選手権に向けた調整レースという目的での開催で、ナショナルチームは日本のほかにマレーシア、タイが参加。日本チームの監督を務めるJCFロード部会員・柿木孝之が現地から報告。

日本からは西加南子(ルミナリア)、金子広美(イナーメアイランド信濃山形)、合田祐美子(早稲田大)、坂口聖香(パナソニックレディース)の4選手が参加。豊岡英子は体調不良で今回はメンバーから外れ、4人で戦うこととなった。

UCI(国際自転車競技連合)公認レースではないが、8ステージあり女子のステージレースとしては期間が長い。コースは平坦基調で山岳ポイントは設定されていない。ホーチミンをスタートして東海岸へ向かい、そこから時計回りにホーチミンのほうに戻ってくるコース設定になっている。レース中盤からは海岸沿いのコースが多く、風向きによっては激しいレースになることが予想される。

第1ステージは96kmの平坦コース。朝のセレモニーが長引いて1時間遅れでスタート。ホーチミン周辺は日中になると気温30度以上あり日本との気温差が激しく、日本の選手はまずはこの暑さと闘うことになる。

レースは10kmほどでタイの選手が1人で逃げる。集団の動きが収まり60kmあたりまで最大3分20秒差で逃げるが、スプリンターを擁する地元ベトナムの大会スポンサーチームを中心に集団もペースを維持し、レースは振り出しに戻る。レース中盤から後半にかけて強い向かい風と、激しい未舗装区間、アップダウンで遅れる選手が出るが、日本の4選手は集団前で動きに対応する。

合田がラスト20kmでボトルゲージが曲がりペダリングできない状況でストップするが10kmほどかけて集団復帰する。残りの距離表示もなく、さらにゴールがレース予定距離より長く、選手はゴールがどこだか分からない状況になる。金子は登りの頂上がゴールと予想してスプリントするがゴールはなく、そこからは地元の選手以外はゴールを求めて走ることになる。

結局レース距離は予定より20kmも長く、ゴール地点の表示もない中での緩い登りでの集団スプリントなり、金子が5位でゴールした。

第1ステージ結果
1位 Nguyen Thi That (ベトナム)3時間18分53秒
5位 金子広美(イナーメアイランド信濃山形)同タイム
9位 坂口聖香(パナソニックレディース)同タイム
24位 西加南子(ルミナリア)同タイム
29位 合田祐美子(早稲田大)同タイム
《編集部》

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