自転車事故は対クルマが8割超、ルール・マナー浸透にむけ「自転車の安全利用促進委員会」設立 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

自転車事故は対クルマが8割超、ルール・マナー浸透にむけ「自転車の安全利用促進委員会」設立

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1月29日、自転車協会の協力などにより、「自転車の安全利用促進委員会」が発足した。
  • 1月29日、自転車協会の協力などにより、「自転車の安全利用促進委員会」が発足した。
1月29日、自転車協会の協力などにより、「自転車の安全利用促進委員会」が発足した。

近年の健康志向やレジャーの多様化に伴い、自転車がブームとなる一方で自転車が関連する事故は少なくない。加えて自転車乗車時のルールに関連した事故責任なども加味された多額の損害賠償発生事例なども増えている。

こうした事例の発生は、一般の自転車ユーザーが正しい利用ルールを把握していないことが一因とされている。このたび発足した自転車の安全利用促進委員会では、自転車購入時に知っておくべき利用法、日常利用時の心がけなどを啓蒙することで、自転車に関連する社会問題の解決にむけ、取り組みを進める。

29日は、三井住友トラスト基礎研究所の研究理事である古倉宗治氏、自転車ジャーナリストの遠藤まさ子氏、シマノ・サイクル開発センター 自転車博物館事務局長の長谷部雅幸氏らが講演をおこなった。

古倉宗治氏は、「自転車対自動車の自転車が全体の84%ほど。2011年の数字では、合計14万4018件のうち、12万1004件です。また、事故の発生場所で最も多いのは交差点が7割、特に裏道の交差点です」とデータを披露。

「裏道の交差点では出会い頭の事故が8割超です。こうした注意ポイントに気をつけ、ルールを守る事が安全確保につながります」とした。

(土屋篤司)
《編集部》

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