モンベル報告会に癌と立ち向かうシール・エミコ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

モンベル報告会に癌と立ち向かうシール・エミコ

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 第2回モンベル・チャレンジ・アワード受賞者のシール・エミコさんによるチャレンジ支援報告会が3月29日に大阪府のモンベル本社開催される。
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 第2回モンベル・チャレンジ・アワード受賞者のシール・エミコさんによるチャレンジ支援報告会が3月29日に大阪府のモンベル本社開催される。

 エミコさんは、夫のスティーブさんと自転車で世界一周の旅に挑戦していたさなか、77カ国目となるパキスタンで癌を宣告された。検査の結果、余命半年の子宮癌と診断されたが、3年間の闘病生活を経てみごとに癌を克服。2004年にパキスタンから再出発を果たし、インドからネパール、中国チベット自治区、ラオス、タイを走破した。

 しかし、ゴールまで残りわずかというところで癌が再発。医師から「医療の限界」と告げられたが、それでも生きることをあきらめず、2012年にスティーブさんとオーストラリアに渡った。オーストラリアの医療機関でも「これ以上何もできない」といわれながらも、あきらめずに医師を探し続けた結果、ついに名医と巡り会うことができた。

「骨盤内臓全摘術」という極めて難しい手術を受け、人工膀胱と人工肛門を設けることになったエミコさん。術後2カ月半は唾液すら飲み込んではいけないといわれ、ベッドから自力で起き上がることもできなかったが、今は車椅子で動けるまでに回復し、この3月、1年ぶりの帰国を果たした。

 そんなエミコさんの今の目標は「自転車に乗れるようになること」。

 自転車旅や世界一周の旅に憧れる人、闘病生活を続けている人などに来場してもらえれば。エミコさんに声援を送るとともに、常に笑顔を絶やさないエミコさんの「生きる」という強い意志を感じてください。
《編集部》
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