グランプリプルエーで新城は大集団の27位でゴール | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

グランプリプルエーで新城は大集団の27位でゴール

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 グランプリウエストフランスプルエーが8月26日にフランス北西部で行われ、新城幸也(ヨーロッパカー)は27位になった。優勝はスカイのボアソンハーゲンだった。
  •  グランプリウエストフランスプルエーが8月26日にフランス北西部で行われ、新城幸也(ヨーロッパカー)は27位になった。優勝はスカイのボアソンハーゲンだった。
 グランプリウエストフランスプルエーが8月26日にフランス北西部で行われ、新城幸也(ヨーロッパカー)は27位になった。優勝はスカイのボアソンハーゲンだった。

 同大会は女子、ジュニア、アンダー、プロと4日間にわたってプルエーで開催される。フランスでも自転車熱の高いブルターニュ地方の一大イベントで、熱狂的な自転車ファンのお祭りだ。会場には観客があふれ、ヨーロッパカーのバスやチームカーが到着するとあっという間にたくさんのファンに囲まれ、選手たちはスタッフが人垣をかき分けて出走サインに向かうような状態。

 2000年に世界選手権が行われたコースを使用し、1周27kmを9周回する243kmのレース。序盤にヨーロッパカーの2選手を含む7選手が逃げグループを形成し、一時はメイン集団と10分の差を付けた。
 しかし、グリーンエッジやリクイガスなどスプリンターを擁するチームと、次の展開に持ち込みたいアスタナがメイン集団のペースを引き上げ、100kmに及ぶ7人の逃げが吸収された。振り出しに戻ったレース中盤、集団から新たに6選手が飛び出す。その中にはサクソバンクの宮澤崇史も含まれていた。
 しかしタイム差は広がらず、50kmほどで吸収。また、新たなアタック合戦が始まり、選手たちにとっては非常にきつい展開となった。
 このアタック合戦に反応し、チームのために仕事をていた新城に対し、チームエースであるトマ・ボクレールが「今日はユキヤが一番調子がよさそうだから、最後まで温存してスプリントに備えたほうがいい。その仕事はしなくてもいい」と指示。残り2周を切ったときにボクレール自身がアタック。後続集団は必死に追わなければいけない状況を作るも、ラスト7km地点で集団は1つに。
 このままゴールスプリントかと思われたが、残り5kmの最後の上り坂でボアソンハーゲンが単独アタックに成功。逃げ切りの優勝となり、メイン集団の新城は位置取りがうまくいかずに27位に終わった。

「チームはほとんどツールメンバーで気合も入っていました。レース中盤のアタック合戦で動けていたので調子がいいと感じました。チーム内の役割として、ゴースプリントを託されましたが、久しぶりの200kmを超えるレースで最後の1周は疲れが出たのか、位置取りが悪過ぎで前に出られなかったのが残念」と新城。
「このレースの盛り上がりはやっぱりすごい。アラシローっていう応援もすごく多くてびっくりです。いつかは勝ちたいレースのひとつですね。今後はしっかり疲れを取って、世界選手権に向けて頑張ります」(飯島美和)
《編集部》

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