ツール・ド・フランスで日本勢初の表彰台に上るなど活躍した新城幸也が7月25日にフランスの拠点から英国ロンドンに入った。ツール・ド・フランスで3度目の完走を果たしてからわずか3日後で、「コースに大きな山がないから、多くの選手が最後まで残るとは思うけど、今のコンディションを考えると自分に大きなアドバンテージがあると思う。十分メダルをねらえる」と抱負を語った。
ツール・ド・フランスでの活躍はフランスでも話題になっている。新城の走りをたたえる報道が多く見られ、フランステレビジョンのアナウンサーからは「今年フランスのテレビで一番名前を呼ばれた日本人はアラシロだ」という発言も出た。
所属するチーム関係者は、日本のスポーツ紙の一面トップ扱いで「新城!! 表彰台」の報道をはじめとした日本での反響の大きさに喜んでいるという。
初出場のオリンピックに向けも確かな手ごたえを感じている。ツールであれだけ走れたという自信があるから、なんの不安もなくオリンピックに臨めるという。
「ツールはいくら自分ががんばっても3週間の中でなにが起こるかわからない。最後まで無事に走れるかなど正直怖いし、緊張感があった。それに比べてオリンピックは、やるべきことはすべてやったし自信がある」
多少疲れていることは感じているが、乗り込む直前に走った感じはとてもいいという。
「またみなさんをあっと驚かせたいです」（飯島美和）
《編集部》
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