フランスのヨーロッパカーに所属する新城幸也が2月1日から5日までフランスで開催されたエトワール・ド・ベセージュにシーズン緒戦として挑み、苦手な寒さにもかかわらず好調な出だしを見せた。
ヨーロッパが大寒波に見舞われ、雪や寒さでコースが短縮されるなど悪天候との戦いとなった。寒さを苦手としている新城だが、第1ステージは14位とまずまず。第2ステージも集団のゴールスプリントでチームメイトを助けながら32位。
そして第3ステージにはチームメイトのピエール・ローランがステージ優勝し、チームに今季初勝利をもたらすとともに、総合成績でもリーダージャージを獲得した。
こうなると、翌日からはこのジャージを守ることが新城の仕事になる。第4ステージは強風のため危険を感じた選手たちがレースを一時ボイコットし、主催者との話し合いがもたれた。レースを続行するかいなかが二転三転するが、再開されたステージでローランはリーダージャージを守り、新城も無事にゴールした。
しかしこの時点で3人のチームメイトがタイムアウト。最終ステージまでリーダーを守りたいチームの負担はさらに大きくなった。
結局、ローランは総合4位、新城は総合23位でレースを終えた。
「本当にどんな天候でも走らなきゃいけないんだと、改めて自転車ロードレースの過酷さを体感した。初戦はいつも自分がどのくらい走れるかドキドキだが、今年は初戦から調子もよく、寒さの中でも走れたし、よく仕上がっていると自信が持てた。チームメイトの優勝もあり、いいスタートが切れた」と新城。(飯島美和)
《編集部》
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